４月1１日、夕刻に車で家を出て、成田→シドニー
→アデレードと乗り継いで、12日の10時半頃、
漸くアデレード空港に到着。19時間の大旅行だ。

空港には、恭子がレンタカーで迎えにきてくれた。
早速、留学先の Flinders大学に案内される。

大学は市の南、丘の上の広大な敷地にあった。
恭子の宿舎も樹々に囲まれた学生寮の一室に
あった。

寮の中庭で学生たちに混じってバーベキューランチを
御馳走になった。その後、広い構内を歩き回って些か
バテ気味。
恭子は森林浴を楽しんでいるのだが、私はダウン。

夕食は海辺のレストランでピッツァとチキンサラダを食べた。桟橋の彼方に沈む夕陽が美しい。

この日のメインイベントは、アデレード動物園。
上野動物園の混雑の中ではじっくり観察できない
パンダを是非見たいという淳子のリクエスト。

その前に、ホテルの近くの森林公園にある日本庭園、
”Himeji Garden”を散策。森の中の一本道で何故か
迷ってしまった。

Himeji Garden は、アデレードと姫路市の姉妹都市
提携を記念して作られた。日本の造園業者が指導・
監督し、本格的な日本庭園となっている。
上は枯山水で瞑想する私。

オーストラリアには日本で見かけない鳥がたくさん居る。
しかも、人に平気で近づいてくる。上はオウムの一種。
飛んできて近くの柵にとまった。右は名も知らない鳥。

夕刻、恭子お勧めのパンケーキ・レストランへ。
結構ボリュームがあり、これが結局夕食になった。

夕食の後、セントラル・マーケットへ。野菜の値段は
キロ表示なので正確には較べられないが、日本の
スーパーより若干高いように思う。

この日のメインは、コアラとカンガルーの居るワイルド・パーク。
オーストラリアの醍醐味でもある。

午前中、海岸に出かけた。こちらの海は水の透明度が高く、
砂も細かいので海水浴にはピッタリ。でも、海水浴客の姿は
まばら。

目的地に行く途中、立ち寄ったスーパーでハプニング。
駐車中の恭子の車が隣の車に当てられた。損害は
軽微だったが、恭子は被害報告のため警察に出頭。
その間、近くのマクドナルドで淳子とランチ。恭子は
この日は昼食抜き？　ロスタイム約１時間半。

Cleland Wild Park は郊外の山の中にあった。此処では
放し飼いの鳥や動物たちと遊べる。

ペリカンがたくさん居て、宇部・常盤公園の
カッタくんを思い出した。

カンガルーたちはどれも満腹に近いのか
エサをやってもあまり喜ばない。儀礼的に
少し口にして、直ぐに立ち去ってしまう。

コアラは思っていたより大きい。抱っこするのは
別料金で１人30ドル。結構な稼ぎになりそう。

大きいだけあってトテモ重い。
恭子は落とさないかと、オッカナ・ビックリ。

アデレード最後の晩餐は、ウイグル料理。
トルコ料理に似ているが、こちらの方がスパイシー。
このヒゲオヤジが１人で料理する。
ヒゲオヤジの好みなのか、期待のアイランは
トルコ本場とはまるで違って、甘かった！
（アイランは、本来、ヨーグルトを塩水で割った飲み物）

早朝、ホテルをチェックアウトして空港へ。

３日間お世話になった車はオーストラリアの
国産車。

宿泊したのはモーテルだったが、各部屋の前の
テラスに灰皿があって最高。恭子が中日に市内の
ヒルトンホテルをアレンジしてくれたが、キャンセル
した。

シドニーでは空港ホテルを予約してあったので、荷物を
ホテルに預けてシティ・レールで市内観光へ。行き先は
観光スポットのサーキュラー・キー。オペラハウスやベイ・
ブリッジなど、シドニーのシンボルが此処にある。

港の広場では色々な大道芸人が
パフォーマンスを披露する。
左は先住民のアボリジニによる演奏。

サーキュラー・キーから歩いてすぐにロックスに
出る。左は現存する中で最も古い居住用住宅、
カトマンズ・コテージ。

屋台のトウモロコシを買ったが、歯が心配で食べられない。
結局、殆ど残してしまった。

左はレンタルバイク。乗客用の荷台をつけて、街中を走る。

古い教会、ギャリソン・チャーチは少し離れたところにある。ステンドグラスがキレイだと
されているが、それほどでもなかった。

シティ・レールで２駅戻り、聖メアリー大聖堂を
観にいく。この日、シティ･レールのデイチケットを
買ったので、自由に乗り降りできるので便利。
Hop-on, Hopp-off はバスにもある。

St. Mary's Cathedral はオーストラリアのカトリック
総本山だけあって荘重で素晴らしいバロック建築。
隣のハイド･パークの噴水からは絶好のショット・
ポジション。

私が右の写真を撮っているところを
淳子が後から写した。

ステンドグラスはギャリソン・チャーチより立派。
内部は撮影禁止なのでホーム・ページから借用した。

この日、街のあちらこちらでモデル（？）による
撮影が見られた。宣伝用？　カレンダー用？
横合いから便乗撮影させてもらった。

シドニー・ベイのサンセット・クルーズを日本で予約しておいた。５時の出航に間に合うよう
サーキュラー・キーの No.6桟橋に戻り、乗船。曇り空だったので余り期待していなかったが、
甲板に出てみると素晴らしい夕焼け。

この旅行で初めて正式のディナー。
オージー・ビーフのステーキを頂いたが、
歯は無事だった。

湾内をぐるりと周り、帰着する頃は真っ暗。
ルナ・パークの電飾が眩しかった。

帽子が必需品と言われていたので、日本からチョットお洒落な帽子を被っていったのだが、
往きの JALのラックに置き忘れ。急遽、中国製の安物帽子を買った。

夜遅くに Ibis Airport Hotel に帰着。翌朝の空港ターミナルまでのバスを予約してゆっくり眠った。
翌朝、淳子の時計（旅行用に買った安物）が30分遅れていて、危うく飛行機に乗り遅れるところ
だったが、大慌てで支度を整え何とか間に合った。

今回の旅行は、天候にも恵まれ、大きなハプニングも
なく、楽しい旅行となった。特に、歯が無事だったことは
片岡先生に感謝したい。
アデレードでは多忙な中を恭子が効率的なスケジュールで
案内してくれたことにもお礼を言いたい。
また、フィナーレとなったシドニー湾のクルーズでは
素晴らしい夕焼けを観ることができ、これも感謝である。